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雲の閑人

専攻建築士審査会の立会い

先日、専攻建築士審査会に立ち会ってきました。

専攻建築士とは、いろいろな建築士がいるけど、なにを専門にしているかを示す制度です。日頃からの建築的研修と実務実績によって、建築の各団体や弁護士、大学の先生による評議会で決まります。

で、審査会が終わって、数人の審査委員が残られ、今の建築を取り巻く状況が、国の官僚主体で動き、職人が育ちにくい(こんなに魅力がない状況では、若い人が、育たないと言い切っておられました。)環境になっていると嘆いておりました。

確かに、建築のプレハブ化が進み、素人が工具さえ持っていれば、プラモデルのように簡単に家が出来てしまいます。まるで、ファーストフードのようにマニュアル通りにやれば、最低の基準はクリアするのです。

経済至上主義でいけば、安くて栄養があれば、死なないので、文句があるか、とお上が押し付けてくる感じです。

だけど、私はそんな食事はしたくありません。建築はそんなもんじゃないよと心のなかで呟くのです。そんなに豪華じゃなくても、身の回りで採れる地元の食材でつくるオフクロの味のような建築がしたいのです。やはり建築に暖かい夢を持ちたいのです。
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そういえば、ラジオでアメリカとヨーロッパの自動車産業の違いを言っていました。経済と文化の違いだと。経済だと儲からなければやめてしまえで、文化だと守って育てていくと。日本の大工も文化なんだっけどなー。

貧乏くじ引くかもしれないけど、なんとか文化を支える一員でいたいです。
by kumokuukan | 2009-01-30 12:00 | 建築
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