石川県インテリアデザイン大賞を受賞した小笠原氏の講演会にいってきました。会場は、山岸製作所の会議室です。受賞したお店は、東の郭にできた8席だけの寿司店「みつ川」で、その話を1時間半、小笠原氏は、苦労していました。8席しかない店だから、話すことも多くないし、、、。
講演会のあと、「みつ川」の見学です。いつも予約が入っていて、なかなか入れないとお聞きしてましたので、このチャンスに見学させていただきました。
ひのきのカウンターがきれいです。ちょとした角度にも主人のこだわりがあったようです。
この店の一番の見どころで、寿司がきれい見えるようにした、光天井です。厚さの違う手漉き和紙を網代にし、程よい光の拡散が、握った寿司に影をつくりません。
トイレも、和のデザインで、程よい光が入ります。ちなみに壁は本じゅらく壁で、乾くのに2ヵ月かかり、全工期は、6ヵ月も掛っています。
自然、建築材料、人、時間といろいろな事が繋がった小気味のいいインテリアでした。
講演会&見学会の解散後、講師を労いコーヒータイムしました。
東の郭のはずれにある町家塾です。ここも小笠原氏の設計で改修しました。料理上手な女性と現代舞踏家の女性で切り盛りしておられます。舞踏もできる広いスペースが特徴です。
あまりの暑さと小笠原計画の所員が昼食抜きだったので、ビアーで乾杯となりました。
道がついてしまい、香林坊の鉄板焼きで、軽く一杯。
暑い日は、鉄板最高ー!!
一休みに近くのバーです。このような空間体験が「みつ川」のアイディアを育みます。雑誌や写真でみるのではなく、身体に沁み込んだ経験が本物をつくっていきます。
このあと小笠原氏設計の店を含め、2軒歩き、午前様の〆が、竪町の油ラーメンでした。
こうして、小笠原計画の所員も鍛えられていきます。久々の午前様でした。