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雲の閑人

川崎清展

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川崎清展を見てきました。懐かしい建物の図面、模型が所狭しと並んでいました。
今回の展覧会は、金沢工業大学にある建築アーカイヴス研究所へ、川崎先生から図面、スケッチ、模型とたくさんの寄付をいただきその主だったものが展示されました。
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一緒に講演会もあり、とても深みのあるお話が聞けました。

ルネッサンス以降の建築家は、今日まで基本は変わっていません。PCの発達に多様な表現が可能になりましたが、基本は、<目で見て、頭で考え、手で描く>です。建築をする場所、周辺をよく見て、どのような形がこの場にいいのかよく考え、そして手で表現(スケッチ、模型、CG)します。

そして、新潟生まれの先生が、どのような経験をし、建築を創ってきたかを話していただきました。明るいガラス空間は、日本海側に育った影響があります。旅をし、パルテノン神殿、ルルドの地下聖堂、孤蓬庵、天珠庵、円通寺、修学院離宮隣雲亭、祇園祭の山鉾から建築の原風景を学んだそうです。

1965年から2001年までの作品解説をいただき、講演会終了です。

講演会のあと交流会にも参加させていただきました。その時、また、いろいろ話をお聞きしました。

ガラスの割れで経験した、調査に基づく見識の重要性。(たぶんこれが原因という曖昧さに注意)
注目の材料で、新しいものにはどうも信用できない。鉄、ガラス、コンクリート、木、石と歴史のなかで残っているもので、新しいものを表現できる。
若い建築家のつくる建築に対しては、賞味期限のある建築かどうかで、評価されているようです。
防水の話でも、下地が悪ければ、どうしようもないと、基本の大切さを教えていただきました。

私は、1961年生ですが、先生の設計活動をみると、まだまだ精進しないといけないと思いました。
by kumokuukan | 2010-11-22 08:40 | 建築
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