私が所属している富山県建築士会の、今年の建築文化講演会は、堀部安嗣さんです。
明日、14日の午後3時から高岡の富山大学芸術文化学部の講堂でおこないますので、興味のある方、是非参加してください。私は、会場設営のお手伝いをしてきます。
記
演題 風景と時間とともに
講師 堀部安嗣
日時 11月14日(土)午後3時~5時
会場 富山大学芸術文化学部 講堂
堀部さんは、数多くの若手建築家のなかにあって、時流に流されることなく、独自の世界を切り拓いている稀有な存在です。
その建築は、人のくらしを包み込む骨太さと、光や風を感じ、時の流れをうつしこむ詩情をあわせもっており、その着実な歩みが評価され、2002年に住宅設計の新人賞として名高い「吉岡賞」を受賞されております。
いい建築を見つめるいい機会にしていただきたいです。
お手伝いにいってきました。
そして、貴重な話を聞いてきました。
多くの全盲の人に「美とはなんですか?」と問いかけたフランス人の話しから、自分が感銘を受けた建築(アスプルンド~日本建築~カーン~ルトロネなど)と絵画の解説、そして、後半では、処女作(26歳)から新作まで、阿部さんの今を語っていただきました。阿部さんの視点が垣間見えてとても良かったです。
最後に、建築は、世間と自然に関わっており、当然経済的なことは大切ですが、その時その時でめまぐるしく変わっていき、長い間育ててきたものを一瞬のうちに失くす事が多々あります。ゆっくりと変わらない自然の中で、必要とする時間を見つめつつ、その流れのなかで建築をつくっていきたいです。
私も考えさせていただきました。
そのあと、部会の反省&懇親会があり、最後にいつもの能作で、チーズとワインを堪能してきました。ここでの話しは、相変わらずの軽ったです。