雲の閑人

美術館見学(滋賀編)

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先日、佐川美術館の楽吉左衛門館へ行って参りました。

完全予約制になっており、さらに特別な呈茶席付きの日に見学してきました。

現代の茶室を知っておくには、やはり一度は、見ておかなくてはいけないでしょう。そして、この空間を体感することは大事かと思い、足を運びました。
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茶室への入り口は、地下1階からとなっております。この後は、写真撮影が禁止になっておりましたので、拙い文章のみで想像してください。

守破離の扁額の入り口を通り、内露地に入ります。内露地は、先へ行くほど狭まった暗い露地です。突き当たりのコンクリート壁を左に曲がると大きな銘木のテーブルがある寄付があります。

この寄付から、円筒の中庭がある腰掛待合に進みます。中庭は、地下一階であり、円筒のコンクリート壁には、上部から水が流れ落ち、コンクリートに刻んだ襞が、水音を醸し出して、全面池の中庭に流れていきます。円筒から見える空、水の音、それ以外のものはありません。

この中庭から中潜を通ると、目の前に座禅の警策に看脚下の軸。ここから階段をあがり一階へ。

上がると床に1m四方ほどの大きな蹲があります。蹲の前は、コンクリートのスリット窓があります。

ここを左に曲がると広間の玄関になっており、その横には、小間(3畳半向切の1畳出床の間)のにじり口があり、大きな和紙の太鼓壁で、中に三角のアクリル棒が入っています。

玄関を上がると、美術館の周りに配置された池の水面と同じレベルになっている広間が広がります。枠の無い大きなガラス戸が入っており、水辺の四季折々を視覚だけいただいております。
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この茶室を見学したあと、地下2階の立礼席で、呈茶をいただきました。薄茶をいただいた茶碗は、すべて、当代楽さんのフランスで作陶したものでした。ちょうど時間もよく、水のトップライトから降り注ぐ揺らめいた光が、小幅板墨入りコンクリート打放し壁に幻想的な表情を演出してくれました。

他の展示館も見て、昼食の宝仙園に移動しました。
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昼食のあと、少し足を延ばして、MIHOミュージアムへ行ってきました。
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パリのルーブル美術館と同じ設計者のIMペイの設計です。
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広大な敷地に美術館があり、チケット売り場からは、一山越えるトンネルと橋を電気自動車で渡っていきます。
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美術館からは、ミノル ヤマザキ設計の建物とIMペイの鐘楼が見えました。大きな山並みにいい按配で納まっていました。
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展示されていた世界の美術品もたいへんすばらしかったです。感動もしますが、やはり疲れたので、こんなお庭の見える喫茶コーナーで、コーヒーゼリーをいただきました。
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たいへん充実した見学会となり、また、いろいろなアイディアに活かせていきたいと思います。
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by kumokuukan | 2009-05-20 13:33 |
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