雲の閑人

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磯崎さんに会ってきました。

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利賀で開催されているSCOTのシンポジウム「文化・芸術の視点から」を拝聴してきました。

鈴木忠志、浅田彰、磯崎新の三氏よる座談といった感じでした。

浅田さんは、今回の参加で、ゆっくり利賀を楽しむつもりだったのに、急用が入り、京都からトンボ返りのスケジュールとなり、大震災以後の日本を考えるというサブタイトルを知らなかったらしく、冒頭から、浅田さんが、今回の震災だけが特別ではなく、いままで体験してきたいろいろな被災の反省が、まったく活かされてないことに憤りを感じているそうです。あらためて、震災について特別視することはないようです。

磯崎さんは、知り合いの音楽家と一緒にモバイルなホールでの、コンサートを計画されていました。その計画の歴史的流れを浅田さんの明快な解説で少し理解できました。初演は、来春に岩手で計画されているようです。

そして、話はどんどん核心に進み、今回の原発で見られるリーダー不在のなーなー集団の止めたくても止めれないシステムに、稀人の必要性を感じ、内なる社会でなく、外から見る視点をもつ稀人がとても重要で、その稀人の代表が芸術家です。

しかし、その芸術を勘違いしている人が多く、国や公共もわかっていないようです。

芸術って何?このシンポの前に鈴木忠志Q&Aがあり、芸術とは、自分のわからないことに挑戦し、自分なりに取り組み、見出そうとすることが芸術であり、税金をもらって、疑問を出すことはおかしなことで、芸術に対する文化行政を批判されていました。

そこには、演芸と芸術をイコールで考えていること自体が、間違っているようです。

演芸は、答えがわかっていて、それを表現することですが、同じことをしていて、なにか疑問が湧いて、新たな表現をつくると芸術になるようです。ここで、なんとなく勘違いが起きてしまうのではないかと思います。

国が被災地対して、動いているのは、本来の芸術とは、まったく関係がなく、たんなる演芸というセラピーで、最近の多くの建築家がおこなっている、コミュニティーの御用聞き的な建築も、セラピーです。本来の建築は、芸術と同じことではないかと思います。

ちなみに鈴木忠志さんは、被災地に対しては、ボランティアで、自分の演劇を見せるつもりはないようです。被災地の求めているのは、自分の演劇ではなく、自分が労働し、被災者を補助することで、自分の演劇は、芸術であるというプライドがあり、被災者のセラピーをする演芸はできない!

だって、殺人や不倫など人間の奥に潜むことを演劇にしており、その演劇を観て、津波に流された旦那は、浮気や不倫をいつもしていたなーなんて思い出に浸ってもらっても困るそうです。

鈴木芸術は、特殊な薬のような存在で、こんな場合の時だけ使うと効き目があり、それ以外は、毒だそうです。

最近、仕事が混んでいて、自分の立ち位置を見失いそうになっておりましたが、このシンポは、北極星を見せていただいたようでした。本当に行って良かったです。日常の仕事をしながら、いろんなことに思いを巡らせるエネルギーをいただきました。
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by kumokuukan | 2011-08-29 02:34 | アート

夜まちなか巡りの屋台

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8月の夜のまちなか巡りに参加してきました。

3000円で6枚のチケットを購入し、まずは、柿太水産+高澤酒造のコラボ屋台でちょっと一杯です。
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今回も、柿太のホームデザイナーH氏のパッケージサポートです。いかごろあぶり焼き/こんかいわしオイル漬け/おやつ煮干の3種で、せっちゃんの柿太水産おススメセットとなりました。

曙のワンカップを開け、いかごろあぶり焼きをいただきます。日本酒といかの相性は抜群です。次に、こんかいわしオイル漬けをいただくと日本酒が白ワインに見えてきます。最後に、おやつ煮干を食べながらグビグビしてたら、日本酒が足りなくなってきました。大満足のチケット1枚。

このあとは、酔っぱらってしまったので、文だけとなります。

あまりの長居は無用で、ここを後にして、友人を氷見駅まで迎えにいき、1軒目は、亀寿司です。にぎり寿司とかっぱ巻きそして、コップ生ビールがついてチケット2枚。別に生ビールもいただき、もうお腹いっぱいです。

次の友人と合流し、灘やで豪華なセット(何種類もの料理がお皿に乗ってます)で、チケット2枚。総勢5名になったので、生ビールをピッチャーでいただきました。

もうお腹いっぱいなので、休めにブビバビでとと丸とカクテル1杯いただきます。ここはチケット1枚。ついついカクテルもう一杯追加しました。ロックもカクテルと同じで嬉しかったです。

先の2人とは別れ、後続の2人とさんくろで、串揚げのプレートとハイボールをいただきました。チケット2枚。

友達全員、大満足の夜のまちなか巡りとなり、9月も参加予定となりました。このブログ見た皆さんも是非1度は参加してみてください。とってもお得な飲み会です。
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by kumokuukan | 2011-08-29 02:25 | イベント

抱雛(ほうすう)Houseの建て方

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家の形状が、雛(中庭)を羽で抱く鳥のような家の建て方をしてきました。

当日は、はじめ曇りで、お昼にゲリラ豪雨に見舞われましたが、無事、建て方がすみました。
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カラっとした天気なら、作業性もいいのですが、縁起を担ぐと、雨に遇った方が、恵みをいただけるそうです。

若い夫婦が、時間をかけて実現した住宅を、完成までしっかり監理し、一緒に喜びを体感したいと思います。
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by kumokuukan | 2011-08-27 02:01 | 建築

「茶開2011」初顔合わせ

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11月26日~2週間、茶の湯の周辺のイベントをおこないます。富山県の若手作家さん?に参加をお願いたしました。(写真は、まだスタディー段階の会場模型です。)

陶芸、釜、建具、表具、家具、ガラス、漆、キャンドル、花、そして流儀の違う3人での茶会、と大枠は決まってきましたが、細かいことが多々あり、皆さんと決めようと初顔合わせをしました。
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結局、なにも決まらず?みんなでワイワイ宴会となりました。ワインもたくさん空いて、皆さん上機嫌で、また、ミーティングしようねーってことで、イベント開催まで何度か集まらなければいけないようです。

詳しいこと決まりましたら、また告知いたしますので、茶会に来てください。
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by kumokuukan | 2011-08-22 01:42 | イベント

秘かえる作戦

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ヒミングでは、2~3年かけヒミングDo!funeプロジェクトが始まりました。

氷見の大型定置網漁で使われていた木造大型船「ドブネ」(全長14~15m)が出来た氷見の環境を考え、自分達のことは自分達でできるあたりまえの風景を見つけるツアーを企画するため、かえっこの藤浩志さんが、リサーチのため、8月はじめに来氷見されました。

10月にもなにか企画があるようです。

私は、藤さんの違和感を感じる感覚が好きです。この臭覚が新しいものを作っていきます。また会える日を楽しみにしてます。お酒も美味しくいただく方なので。
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by kumokuukan | 2011-08-18 00:44 | アート

磯崎さんが来る

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今年も夏の演劇SCOTの案内がきました。ここ10年以上、観にいってませんでしたが、チラシの隅に気になるシンポジウムを発見。
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日本の建築界を牽引してきた磯崎さんがくるようです。もう80才になられましたが、健在か見てきます。

日時・・・ 8月28日(日) 11:00~
会場・・・ 利賀芸術公園 創造交流館
料金・・・ 無料 要予約
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by kumokuukan | 2011-08-13 10:25 | イベント

葉月茶会の愉しみ

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8月7日は、毎年恒例の淡交会志貴野青年部のお茶会に参加してきました。今年で、青年部の最終年齢に達し、お手伝いは最後になります。

特に今年は、お茶会の設えがどのように出来ていくか、次の世代に伝えることを自分自身の役割だと思って、取り組みました。その工程を会場設営の視点で報告させていただきます。

まず、春に会場が決まりました。茶会に来ていただくお客さんを想定します。この会の活動を、多くの人に知ってもらい、気軽にお茶を楽しんでいただける場所です。車椅子の方でも、気軽に参加できることを念頭に、数か所の候補から、4年ぶりにウィンクウイング高岡1階交流スペースとなりました。
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6年前に同じ場所でおこなった茶会です。氷の水指、懐かしいです。

次に部長が、今年のテーマを決めます。震災後の部長の心境は、癒しだったようです。この状況で、茶道にできることを問いかけ、緑・大地・癒しをテーマとし、多くの人に癒していただきたいと思ったようです。このテーマの話の時に、木漏れ日の下や川床でお茶をいただきたい、畳の上で平点前をしたいなど、おぼろげながら、要望がでてきました。(雲さんなにかできますかね~。んー、なんとかします。)いままでの経験が信頼を作っています。

今年は、早速、かわいい会員でインテリアデザイナーのNさんとお茶しながら、形のイメージになる会話をし、スケッチとプレゼンをお願いしました。

そして、幹部の方との打合せです。緑が茂る素敵なプランができましたが、会場での製作時間や、コストの面でいろいろ厳しい指摘を受けました。Nさんには、辛い体験となりました。
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それでも、イメージを形にするため、フレームのシステム化や、緑に変わる木漏れ日感がイメージできる表層を模型をつくりながら、修正いたしました。(いつも会場設営の経費を抑えろと言われ続けていた経験が活きます。)

日も迫り、部長の焦りを感じたので、つい手を出してしまいました。育成の立場なのですが、、、。いけませんね。

そして、アイディアと体を動かすことで、心意気を伝えることをわかってもらうため、竹伐採を数名で体験してきました。

1日かかって、切った竹を割って、きれいに面取りをします。(この下準備も、料理といっしょでとても大切です。)また、表層の木漏れ日は、障子紙を網目になるように皆で切りました。(ちょっと単純で、精密な作業だったので、鱧の骨切りをイメージして頑張る指示しました。)
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いよいよ組み立てです。朝9時に集合し、夕方6時まで時間がかかりました。このあたりは、志貴野青年部のブログを見てください。会記もこのブログで確認ください。
6時の時点で空間の確認をし、表層がもう少し下まであった方がいいとなり、茶会当日の朝、増やしました。
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完成です。
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川床をイメージするガラスの川もできました。ガラス板、ビーズ、布などは、一度使ったものを転用しています。一応、消耗品ですが、物持ちいいです。
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いよいよ、お客さんを迎い入れ、お茶会が始まりました。
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ファッションショーのようなセンターステージの点前座です。
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畳の上での平点前ですが、水指に梶の葉の葉蓋点前になりました。夏らしく清々しく感じます。
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その他の道具も、涼しげなものが揃いました。
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何もないホールに突如現れたドーム。その下でいただくお茶は、非日常の空間体験ができ、好評のようでした。そして、6時には全て解体し、元の何もないホールになりました。1日限りの設えもお茶の心に通じるものがあります。
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そのあと、遅くまで反省会をいたしました。次世代に伝えることができたと思います。
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by kumokuukan | 2011-08-13 00:36 | お茶

氷見で懐石秘密箱

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氷見で懐石料理のイベントがおこなわれます。

富山にお店がありながら、全国で活躍されている万惣の中尾さんが、懐石料理の歴史を踏まえ、本物の懐石を皆さんに紹介していただきます。当然、実食もあります。

『懐石秘密箱』
400年以上前から続く茶道
正式な茶会には正式な懐石がでます
その中には現代ほとんど表現されなくなってしまった
尊いおもてなしが沢山あります
「懐石秘密箱」では幻となった作法を紹介いたします(中尾談)

日時: 8月 31日(水)12時から
会場: 氷見海浜植物園2階
会費: 5000円
主催: 雲企画

予約のみ、定員30名です。申込みは、懐石万惣 ブログからお願いいたします。現時点で、20名以上の申込みがあり、あと数名のようです。

ちなみに、主催は、雲企画なっておりますが、会場を借りる時に少しお世話をしたので、成り行きで雲企画になってます。企画は、万惣の中尾さんのオリジナルで、内容もすべて中尾ワールドです。この機会に懐石を深く知ってみませんか。

私もお勉強させていただこうと思ってます。
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by kumokuukan | 2011-08-01 17:44 | お茶