堀部安嗣 講演会でいい話が聴けました。
語録抜粋です。
建築家の役割は、どれだけイマジネーションを持っているかが大切で、クライアントの見えないことをどれだけ多く見ているかがもっとも重要である。
なにもない砂浜で、ピーチパラソルをたてる時、知らずのうちに風景や人との距離感など、居心地の良い場所にたてる能力はだれにでもあり、この感覚を大切にして、建設予定の敷地を見るようにしています。
あるカーデザイナーと話していた時、速い車をつくるには、いいブレーキをつくることであり、建築も同じで、いい空間をつくるには、必要な設備や構造等をしっかり押さえれば、おのずとメインになるいい空間が出来上がってきます。メインの空間にばかり固執していると嫌味なデザインになってしまう。
建築は、数学のように定義が覆られない世界でなければならない。
ギリシャの話で、建築家は、神に代わって、風景をつくることを許された人々であると小学生の時に知り、ずーっと心に残っている。
以上、講演会からでした。
40才前の若さで、この感覚。刺激になりました。さて、私のところへいつ神様が来てくれるのでしょうか、仕事がないことには、神にも会えません。小さな神様でいいですから、私のところに来てください。いやいや、いい神様がもう私の事務所に来ていました。
日本にはたくさんの神様がいますので、もっとたくさんの楽しい神様お待ちしております。祈り