昨日、久々に伏木の北前船資料館へ行って来ました。ここで、知り合いの方の社中が、お茶会を持たれるということで、足を運びました。掛け軸は、喫茶去、花に万葉集ゆかりのかたかごの花が活けてあり、お菓子は、地元こしむら製花筏でした。
一服いただいた後、私のおきにいりのスポットである望楼に上ってきました。この資料館は、元は回船問屋の家で、ここの当主が、自分の船が港に入る様子を見るためにつくられたと聞いています。屋根の棟の上に一間立方(1.8m3)の極上空間があります。
まずは、1階の階段です。2階の床にスライド式の建具があり、ここで戸締まりができます。
2階から望楼に上がる階段です。
この小さな2階の階段の上がり口です。
穴蔵のような階段を上がっていきます。心理的にも一度小さな空間で絞ると、次の空間の世界を存分に満喫させます。
望楼の入り口です。お茶室のにじり口のようです。
さー、極上の雲上感覚の快適空間です。
本当に2畳しかありません。
ここに座って、この窓の手すりに手をかけながら、港を見つつ、酒と肴で一杯なんて、男ならあこがれてしまいます。
着物の素敵な彼女といっしょもいいし、気のあった友人とでもいいと思います。いつかこの空間の写しを住宅に作ってみたいです。