建築士会氷見支部が、地元の石動山を守る会と共に研修会をおこないました。職芸学院の上野教授に案内していただき、石動山にゆかりのある建築、史跡を巡りました。
石動山は、最盛期には360余りの寺院がありましたが、今は、遺跡と神社のみです。
庭跡に残る紅葉は、色鮮やかです。
遺跡に残る石には、柱が建っていた跡もあり、古(いにしえ)を感じます。
加賀藩大窪大工の流れを汲む氷見の大工さんで、復元された本坊を見学します。昔の絵図がなかなかのこっていないので、その当時の建築の流行を参考に復元されたようです。
畳の縁の絵合わせもされ、細部やプロポーションなども吟味されていました。
今は、移設されて道神社になっている開山堂跡も見てきました。
午前中の道神社見学はできませんでしたが、午後からの研修会だけでも、とても実りのあるものでした。
上野先生の解説が付くと、ただ歩くだけの見学も全然違ってきます。良かったです。